「完璧主義」とかいう無理ゲーをやめたら、比較的生きやすくなった話 ~70点主義のすすめ~
みなさん、生きてますか? 私は今日も今日とて、ほどほどに生きています。
昔の私は、それはもう残念なくらいの「完璧主義者」でした。
資料を作ればフォントの1ピクセルのズレに発狂し、メールを送れば「てにをは」の違和感に悩みすぎて送信ボタンを押す頃には夜が明けている……そんな「丁寧な暮らし(地獄編)」を送っていたのです。
でも気づきました。「これ、コスパ悪くね?」と。
そこで私がたどり着いた境地、それが「70点主義」です。
今日は、消耗しないために全力で手を抜く……じゃなくて、「ほどほど」で満足する高尚なライフハックをご紹介します。
1. 完璧主義は「時間の無駄」という真理
まずこれです。100点を目指すと、時間がかかりすぎます。
例えば資料作成。80点までは30分でいけるのに、残りの20点を埋めて「完璧」にするために、なぜか追加で3時間かかったりしませんか?
これは「パレートの法則」です(賢そうな用語を使ってみました)。
「神は細部に宿る」と言いますが、細部にこだわってる間に締め切りという悪魔が来ます。
神様を待つより、さっさと提出しましょう。
2. 「やり直し」という名のデスマーチ
完璧を目指して作り込んだものに限って、上司やクライアントから「あ、方向性違うわ」と言われた時の絶望感。
100点の彫刻を作り上げてから「これ粘土に戻して」と言われるようなものです。
完璧にするための修正ややり直しには、作った時と同じくらいの時間がかかります。
最初から完璧なんて目指すから、修正指示が来た時に殺意が芽生えるんです。50~60点なら「あ、はい修正しまーす(鼻ホジ)」で済みます。もちろん、「これは5,6割のクオリティです」なんて言うと怒られるのでそこはうまくやります。
3. 70点でも、地球は爆発しない
ここ、テストに出ます。
70点の出来で提出しても、致命的な支障が出ることはほぼありません。
誤字が一つあっても、画像の配置が数ミリずれていても、会社は潰れませんし、顧客も死にません。
「100点じゃないと許されない」と思っているのは、自意識過剰な自分だけです。
世の中のほとんどのサービスは、実は70点で回っています。あの有名OSだってバグだらけでリリースされるじゃありませんか。完璧だと思ったものも時代の変化で修正が必要になり完璧じゃなくなります。直しながらやっていけばいいんです。
4. 「100点×1個」より「70点×3個」の暴力
時間をかけて珠玉の100点コンテンツを1つ作るより、70点のものを3つ世に出したほうが、圧倒的に効率が良いです。
「質より量」というより、「数打ちゃ当たる」戦法です。
完璧なラブレターを1人に送って玉砕するより、そこそこのLINEを10人に送ったほうがデートできる確率は高いのです(※諸説あり)。
実践編:70点主義のワークフロー
じゃあ具体的にどう動くか。私の仕事術(というほどでもない手抜き術)を公開します。
- 0割共有(方向性の確認)
まだ何もやってない段階で「こんな感じでいきます?」と聞く。口頭でOK。これぞ究極のリスクヘッジ。 - 3~5割で素案作成(ラフ)
「ゴミみたいな下書き」でいいので形にする。自分でも引くぐらい雑でいい。 - チェック・修正で7割を目指す
他人の意見を入れて修正し、70点になったらフィニッシュ。
「提出してからが本番」です。自分一人でこねくり回す時間は人生の浪費です。
上司やクライアントも自分の意見を反映した成果物になるのでウィンウィンだと思います。
生活編:家庭円満の秘訣は「ツッコミ待ち」
仕事だけでなく、普段の生活でも70点を目指しましょう。ここには高度な心理戦が含まれています。
完璧な家事や生活をすると、周りは息が詰まります。私も家族も精神的にしんどくておかしくなっていた時もあります。
そのため、あえて「隙」を残しておくのです。
例えば、洗濯物のたたみ方は簡単に丸めて収納。食器洗いのあとに水滴は拭かずに自然乾燥。
細かいことは考えずにひとまず進めてみる。
するとどうでしょう。家族やパートナーが
「もう、またこんな雑にして! 私(俺)がやらないとダメなんだから!」
と「気になる部分」は修正してくれます。どちらも気にしなければ70点で完了となります。
これは、相手に「自分は役に立っている」「こいつよりマシだ」という優越感を与え、日頃のフラストレーションのはけ口を作ってあげるという、私の海よりも深い優しさなのです。
決してだらしないわけではありません。戦略的70点です。信じてください。
どうしても70点すら取れない時
正直に言います。苦手なことは70点すら無理です。
そういう時はどうするか?
「人に頼む」か、「50〜60点で提出する」です。
諦めましょう。無理なものは無理です。
「ごめん、これ無理! 50点クオリティで勘弁して!」と開き直り続けていると、不思議なことに、自分の周りには「自分の得意なもの」や「好きなもの」だけが残っていきます。
これを世間では「適材適所」と呼び、私は「他力本願」と呼びます。
その代わり、70点クオリティのもの更にたくさん出せるようになります。家庭も職場もウィンウィンです。(と信じている。)
おわりに
完璧主義を捨てると、呼吸がしやすくなります。
「まあ、これでいっか」
この言葉は、魔法の呪文です。
この記事も、何度も何度も推敲なんてしていません。たぶん今は13点くらいです。
でも、ここまで読んでくれたあなたには、きっと何かが伝わったはず。
※誤字脱字があったら修正指示お願いします…。
さあ、今日もほどほどに、適当に、70点を目指して生きていきましょう。
残りの30点は、未来の誰かがなんとかしてくれます。知らんけど。
