役職が上がれば判断までは時間がかかるのは正常な件について

【役職あるある】出世すると判断スピードが落ちる謎
会社員のみなさん、こんな経験ありませんか?
- 「これでいいですよね?」と聞いたら、平社員の同僚は即答してくれるのに、課長に聞くと「うーん…ちょっと待って」と腕を組む。
- 部長に至っては「関連部署にも確認してから」と言って、そのまま数日たっても返事がない。
- 社長に聞こうものなら「その件は全社的な戦略に関わるから…」と、もはや話が銀河レベルに広がっていく。
なぜ役職が上がると、判断までのスピードが落ちるのでしょうか?
平社員の判断はシンプル
平社員は基本、持ってる情報がシンプル。
たとえばランチの話題でも、
「今日はカレーかラーメンか」で済む。
だから判断も早い。
「カレー!」で秒速。
役職者は情報が多すぎる
一方、課長や部長になると話が違う。
「この判断をすると営業部に影響が…」
「いや、経理的にはどうだ…」
「さらに取締役会での今後の方向性とも整合性を…」
ラーメン一つ選ぶにも、スープ原価や厨房の効率性、他部署の人のアレルギー事情まで気にしなきゃならない(?)。
つまり、役職者は平社員が見えていない“裏の情報”まで踏まえて、最もリスクの少ない選択をしているのです。
自分の意見と違っても…
ときどき、上司の判断が「自分と違う」と思うこともあるでしょう。
「いや、それ違うでしょ!」って心の中でツッコミたくなる瞬間。
でも、実際は上司はあなたが知らない情報を加味して判断しています。
なので多くの場合、上司の判断の方が“長い目で見て正しい”ことが多いのです。
むしろ判断が「それでいいんじゃない?」とよくも考えずに即決する役職者には要注意!
そういう人は、スピード感があって良い場合もありますが、何も考えていない、もしくは「自分で判断しなくない」人な可能性があるわけなのです…。
まとめ
役職が上がると判断スピードが遅くなるのは、
「ボケてるから」でも「優柔不断だから」でもなく、
「情報が多すぎて真剣に考えているから」なのです。
つまり、判断の速さ=優秀さではありません。
平社員はスピード感を持ちつつ、役職者の「慎重な遅さ」を理解してあげることが大事。
…とはいえ、会議で「宿題持ち帰ります」が連発されるとイライラするのも事実。
そのときは心の中でそっとこう唱えましょう。
「上司は今、ラーメンのスープ原価まで考えているんだ」と。